豊島氏は2013年1月29日、REIT Managerの取締役会会長及び社外取締役に選任されました。その後2021年7月1日に、グループの再編に伴いマーキュリアホールディングスの取締役に任命されました。豊島氏は、2008年10月からマーキュリアインベストメントの最高経営責任者を務めており、2005年10月の設立以来取締役を務めています。マーキュリアインベストメントへの入社前は、1985年4月から2008年10月まで日本政策投資銀行に勤務し、うち2001年7月から2004年9月までは世界銀行で民間部門上級専門職員としてアフリカ四ヶ国の民間部門政策を担当していました。
豊島氏は、1985年に法学の学士号を取得して東京大学を卒業し、1992年には不動産開発と都市計画の修士号を取得してマサチューセッツ工科大学を卒業しました。
石野氏は、2013年4月10日にREIT Managerの社外取締役に任命されました。その後グループの再編に伴い、2021年7月1日にマーキュリアホールディングスの取締役に就任しました。2008年6月からマーキュリアインベストメントに勤務しており、2010年3月に同社取締役COOに就任し、現在に至ります。マーキュリアインベストメントへの入社前には、2004年3月にスポーツ関連インターネット・コミュニティー・サービス及び取引プラットフォームのプロバイダーである、スポーツバンガード株式会社を共同で設立しました。また、1986年4月から2000年3月までソロモン・ブラザーズ(東京)に勤務していました。
石野氏は1986年に、教養学の学士号を取得して東京大学文学部を卒業しました。
梁氏は2017年1月にREIT Managerの執行役員に任命され、2020年6月1にはREITの最高経営責任者に選任されました。梁氏は現在同社のResponsible Officerの1人です。梁氏は、財務、投資、ファンド管理の分野で23年以上の経験があります。
REIT Managerへの入社前は、Sunlight Real Estate Investment Trust(証券コード: 4035)を管理するHenderson Sunlight Asset Management Limitedの投資・IR統括部長兼責任者を務めていました。それ以前は、Link Asset Management Limitedのインベストメントマネージャー兼責任者、Link Real Estate Investment Trust(証券コード: 0823)のマネージャーを務めていました。
梁氏は、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学で生物薬剤の応用科学修士号を取得し、オーストラリアのシドニー大学では経済学と法学の学士号を取得しました。また梁氏はCFA資格保有者です。
鍾氏は2021年3月24日にREIT Managerの執行取締役に選任され、2023年3月22日に最高財務責任者に任命されました。現在は、同社のResponsible Officerの1人であり、投資および投資関連の責任者です。鍾氏は、潜在的な買収または投資の特定と評価、および投資家関係活動を担当しています。
鍾氏は、日本を除くアジア地域で、ファンド投資管理及び分析業務を17年以上経験してきました。REIT Managerへの入社前は、Imperial Capital Limitedの上級ファンドマネージャー兼Responsible Officerとして絶対収益型アジア株式投資ファンド(日本を除く)の立ち上げに携わり、製品開発と戦略策定の責任を担っていました。それ以前には、iVenture Investment Management Limitedのファンドマネージャーとして、絶対収益型アジア(日本を除く)株式ファンドのマクロ経済分析と日々のポートフォリオ管理を担当していました。また最初のキャリアではPricewaterhouseCoopersにおいて、監査スタッフとして香港及び中国本土の企業向けに法定監査業務を担当していました。
鍾氏は香港科技大学で経営管理(ファイナンス)の学士号を取得しています。また鍾氏はCFA資格保有者です。
馬世民氏は、2013 年 11 月 20 日にREIT Managerの独立社外取締役に任命されました。同氏は、1998年にプライベート・エクイティ・ファンド管理会社であるGEMS (General Enterprise Management Services Limited)の創設者兼会長を努め、2015年7月に社外取締役会長に就任しました。また、1994年3月からWing Tai Properties Limited(証券コード: 0369)の独立社外取締役を務めており、2015年4月からはChina LNG Group Limited(証券コード: 0931)の社外取締役を務めています(2014年10月に任命された独立社外取締役の役職から再任命された後)。
馬世民氏は、Hutchison Whampoa Ltdの執行取締役を10年間務めました。また、1994年から1998年にかけてはDeutsche銀行グループのアジア太平洋地域会長も務めました。それ以前は、2010年から2014年にかけてEssar Energy plc(ロンドン証券取引所上場企業)の副会長兼独立社外取締役を務めました。2011年から2013年までは、ロンドン証券取引所と香港証券取引所に上場しているGlencore International plc(証券コード:0805)の社外会長、2013年から2015年までは、Gulf Keystone Petroleum Ltd.(ロンドン証券取引所上場企業)の会長兼独立社外取締役、2007年から2010年までは、Vodafone Group Plcの社外取締役、1999年から2013年までは、Sino-Forest Corporation(トロント証券取引所上場企業)の社外取締役、2015年から2017年までは、CK Asset Holdings Limited(証券コード:1113)の社外取締役、2003年から2017年までは、Compagnie Fianciére Richemont SA(スイス証券取引所上場企業)の社外取締役、1992年から2018年までは、Overseas (International) Limited(証券コード:0316)の社外取締役、2016年(2010年に任命された社外取締役の役職から再任命された後)から2020年までは、IRC Limited(証券コード:1029)の独立社外取締役を務めました。馬世民氏は、2023年5月31日付けでGreenheart Group Limited(証券コード:0094)の社外取締役を退任しました。
馬世民氏は、バース大学より名誉法学博士号を授与されています。
林氏は、2015年1月12日にREIT Manager担当独立社外取締役に任命されました。林氏は英国公認会計士協会(ACCA)、イングランドおよびウェールズ公認会計士協会(ICAEW)、オーストラリアおよびニュージーランド公認会計士協会(CA ANZ)、香港公認会計士協会(HKICPA)の会員であり、香港理工大学の名誉理事でもあります。林氏は、会計、監査、ビジネスコンサルティングの分野で豊富な経験があります。
林氏は現在、(i) Global Digital Creations Holdings Limited(証券コード:8271)(2015年7月より)、(ii) Shougang Century Holdings Limited(旧称Shougang Concord Century Holdings Limited)(証券コード:0103)(2015年8月より)、(iii) COSCO SHIPPING Ports Ltd.(証券コード:1199)(2015年8月より)、(iv) Nine Dragons Paper (Holdings) Limited(証券コード:2689)(2016年3月より)、(v) CITIC Telecom International Holdings Limited(証券コード:1883)(2017年6月より)、および(vi) Topsports International Holdings Limited(証券コード:6110)(2019年9月より)の独立社外取締役を務めています。
林氏は、2017年5月24日付けでMason Group Holdings Limited(旧Mason Financial Holdings Limited)(証券コード: 0273)の独立社外執行取締役を退任し、2020年10月31日付けでVital Innovations Holdings Limited(証券コード: 6133)の独立社外執行取締役を退任し、2021年12月31日付けでBestway Global Holding Inc.(証券コード: 3358、2021年10月12日に香港での上場を自主撤回)の独立社外執行取締役を退任し、2022年8月2日付けでWWPKG Holdings Company Limited(証券コード: 8069)の独立社外執行取締役を退任し、2023年5月30日付けでShanghai Fudan-Zhangjiang Bio-Pharmaceutical Co., Ltd.(証券コード: 1349)の独立社外執行取締役を退任しました。
林氏は、1997年から2003年まで香港証券取引所の上場委員会および財務報告諮問委員会の委員、1994年から2009年までHKICPAの委員、1993年から2013年までPricewaterhouseCoopers Hong Kongのパートナー、2016年7月まで香港経営者協会の財務委員会の委員を務めていました。林氏は1975年に香港理工大学を卒業し、高等学位を取得し、2002年には名誉理事に任命されました。
邱氏は2013年11月20日に、REIT Managerの独立社外取締役に任命されました。邱氏は、中国関連案件を主に扱うプライベート・エクイティ投資会社であるMilestone Capitalの共同発起人で、2002年2月以来、主に高成長中国企業に投資している投資組合Milestone China Opportunities Fund I, L.P. と Fund II, L.P.のジェネラルパートナーを務めています。また、 Qinhuangdao Boostsolar Photovoltaic Equipment Co., Ltd.(2014年8月18日以来、National Equities Exchange and Quotations)の取締役を努めています。
邱氏は、中国の国防科技大学で工学の学士号と修士号を取得しました。
童氏は、2024年1月1日付でREIT Managerの独立社外取締役に任命されました。童氏は、新エネルギー、環境保護、低炭素を含む環境、社会、コーポレート・ガバナンス(ESG)の分野における提唱者および市場参加者として5年以上の経験があります。童氏は、中国カーボン ニュートラル 50 人フォーラム(中國碳中和50人論壇)の創設メンバーであり、ESG と文化的投資に重点を置く企業での上級職を歴任しています。童氏は、Oriental Culture and Creative Investment Co., Ltd. およびBeijing Oriental Patek Investment Co., Ltd. の会長であり、また China Soft Capital Co Ltd のマネージングパートナーでもあります。また、中国における子どもの権利と福祉の擁護者としても知られており、国連国際児童緊急基金(ユニセフ)によって「子どものためのチャンピオン」に選ばれています。
童氏は、2005年に北京大学光華管理学院で上級経営管理の修士号を取得しました。
Spring REITの経営陣は透明性と説明責任を特に重要視しています。REIT Managerでは監査委員会(audit committee)、開示委員会(disclosure committee)、報酬委員会(remuneration committee)、選任委員会(nomination committee)、顧問委員会(advisory committee)からなる取締役会関連委員会を設置し、国際的な企業統治標準のベストプラクティスを採用することで、Spring REITの経営の継続的な透明性を確保しています。
REIT Managerの組織図は下記の通りです。